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喜劇的なインド人

IMGP1172


「日本人は、悲劇的か?喜劇的か?」
昔、寺山修司がニューヨークの街角で片っ端から訊きまくったところ、
ほとんどの答えが、「喜劇的」だったという。

インドに来て、「インド人は、悲劇的か?喜劇的か?」と考えみた。
結論からいうと、インド人も十分に「喜劇的」だと思う。


インドに来る前、インド人の風評はひどいものだった。
聞いた話を並べてみても、
「インドで話しかけてくる奴は100%悪者だ。信用するべからず。」
「パキスタンでは、皆が君に何かを与えようとするが、
 インドでは、皆が君から何かを奪おうとする。」
等々。


実際にインドに訪れてみてどうか?
インド人はお茶目である。

コルカタのあまりの都会ぶりに路上で途方に暮れていたとき
破れかぶれで道ばたのリキシャマンに対して、
バングラで仕込みのベンガル語で「ヘイ!ボンドゥ(友達)」と言ってみた。
リキシャマンは少しはにかんだ。
(それじゃ、こっちが恥ずかしいじゃないか。)
そう思った瞬間、
すれ違う青年と眼が合った。
リキシャマンとのやり取りを見ていた青年は、
眉毛を上げて口をへの字に曲げ、あごを上げる独特の表情を作った。
そして、目の奥には慈悲の心とユーモアを解する意思を湛えていた。
ちょっとホッとした。

その後分かったのだが、この表情は彼の専売特許ではなかったのだ。
このインド独特な表情は、その後もインド各地でたびたび見かけた。
自分もたびたび試してみた。
すると、以心伝心した。
こちらが変な顔をすると、変な顔で返してくれる。
お茶目な人たちだと思った。

そして、「喜劇的な日本人」と「喜劇的なインド人」が出会っているんだなあ、
と思ったら、楽しくなってきた。


以下、インド人との会話例。



■バラナシの日本語使い

「元気?」
「おお、元気だよ」
「日本どこ?おおさか?」
「東京」
「バラナシいつ来た?」
「昨日」
「僕の店来て。バンダナ20Rs、スカーフ40Rs、インド服100Rs。安いよ」
「要らない」
「なんでやねん」
「なんでもええやん」
「どんだけ~」



■あーいえば、こーいうインド人。

「店に来てよ。買わなくても良いから。見るだけで良いから。」
『買いたくないから、店に行きたくないし、見たくない。』
「何で?バンダナ20Rs、スカーフ40Rs、インド服100Rs、安くて良いものがそろってるよ。」
『だから必要ないんだって。それに、見るためだけに行ったって意味は無いじゃん』
「何で、君は僕の心をぶち壊すんだよ?」
『何で、君は自分の心を壊わしたんだ?勝手に自分で壊したんだろ?』
「だって、君が僕の店に来てくれないからだ」
『だから、何も買いたくないって言ってるじゃん』
「短パンは、インドではカッコよくないよ。」
『余計なお世話だ』
「インドに来たんだから、インド服を着なきゃ。」
『そう言う君だって、Tシャツにジーンズじゃないか。』
「僕は今、仕事中だからだ。旅行のときは僕だってインド服を着るよ」
『旅行のときにはインド服?だったらオレの場合は日本服じゃないか。
 とにかく、これ以上荷物が重くなるのは勘弁なんだよ。』
「うちの服やバンダナは軽いよ。荷物になんかならないよ」
『いや、無いより有る方が重いに決まってるじゃないか』
「一個くらい重くないよ」
『たかが一個されど一個。その一個が大事なんだよ。
 ヒンズー教の神様は数百いるだろ。一つだからとおろそかに出来るか?』
(ここまで遣り取りして、やっと去っていく。)



■バラナシの客引き etc.

a「僕の店来て。見るだけ。見るだけならタダ。」
 →そんなんじゃ商売にならんだろ。

b「握手して。」
 →手を握ったら、勝手に手のマッサージを始めるつもりの人。
  こちらの手を上下左右に振ってみると、必死に上下左右に追って握ろうとしてくる。

c「僕は有名な画家なんだよ。」黙って聞いてみた。
 →「3ヶ月かけて、金を散らばめた大作を昨日完成させたところなんだ。」さらに敢えて黙っててみた。
 →「来月にはジャイプール博物館に収められる予定なんだ。」
 →『そうか、おめでとう。オレが買うより全然高く売れるね』というと、去っていった。

d「サイババの弟に会わないか?明日帰っちゃうから。」
 →毎日そう言うが、いったいそいつはいつ帰るんだい?

e 火葬場にて(遺体を焼く「薪代」寄付という名目で金を取ろうと言う専門の人がいる)
 「ジャイカも多額の寄付をして行ったんですよ。あなたも一口是非!」
 「おお、あなたが有名なジャイカさんですか。日本人の間では有名ですよ。ジャイカ詐欺。
  ジャイカが特定の団体に直接寄付することなんてありえないでしょ?」
 「証明書もあるんですよ。」
 「じゃあ、持ってきて見せてよ。」
 「いや、コンクリのプレートで重いから持って来れない。」と言って去っていく。


以上、
あ~疲れた。


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