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廃墟マニア[石包城・敦煌]

2010.10.21 ・城マニア
IMGP5073
[祁連山を抜ける途中で]



目指す城は350km先。
敦煌を8:30に出発した車は、祁連山を右手に眺めながら進む。
道中、ガイドの隋さんの解説を聞く。

祁連山脈は長さ1000km、幅数百~30kmほど。
山脈に沿って40kmごとに湧水地=オアシスがあるという。
また、烽火台も同じ位の間隔で建っている。その多くは元代のもの。
いかにモンゴル帝国が駅伝制度を大事にしていたかが分かる。
しかし、元代の遺構は観光資料としては重要ではないらしく、
敦煌周辺でも五台ほどまとめて撤去されたと聞いた。
漢代のものが、中国人の観光客も呼ぶ。

道中しばし車を停め、祁連山の谷へ踏み込んでみる。
動物の糞が点々と見える。うさぎ、らくだ、狼のもの。
狼のものには、大きな骨が残っていた。
やっと陽が昇ってきた時間だったので、まだ危険か?と、
早々に切り上げて車に引き返す。

瓜州(=安西県)を抜け、車は右折。祁連山へ分け入る。
道は長い長い谷を通って行く。
谷は風の通り道。とはいえガスが溜まっている。
野生のラクダが群れを作っている。
野生のラクダは、足が大きく、口が細長い。

周囲は淡い色の牧草が点々と密集して生えている。
寒草(hancao)という。
敦煌の羊はこの寒草を食うから、うまい肉になると言う。
きょう通ってきた辺りには、野生の羊が多く、
黄羊、紅羊、青羊、槃羊、等がいるとの話。

しばらく行くと岩山が始まり、緩やかな登り。農村も多い。
政府はいっぺん畑化した土地を牧地に戻そうと奨励しているのだと言う。
実際、牧民はなかなかの金持ちだと言う。
1000頭ほど飼っているのが多い。1頭500元からで売れる。

渓流の谷、箱柳という木が黄葉していた。
この一週間あまりの内に葉がだいぶ散ってしまったという。
見晴らしの良い場所で休憩。しばし景色を楽しむ。
その山を越えると盆地。
しだいに盆地の中に、小高い岩山が二個ほど見えて来る。
左の山の頂上辺りが、陽を受けて白く反射している。城だ。

村を抜ける。
ここらの看板は二文字併記。モンゴル人が多い地区だ。

石包城。
ここは鎖陽城、楽古城と3つ合わせて、
三角形の防御線を張る。相互に70km程隔たる。
西域が不安定だった後漢の頃の創建との話。
山の上の城は、廃墟感たっぷり。
しかし、ゆがんだ正方形の城の
8つ程あったと思われる隅やぐらは円形を保っている。
石積みの本郭の周りに濠、物資の輸送路でもあったのか?
中は、周辺の遊牧民が酒盛りした跡。酒瓶の破片が散らばっている。
チベット仏教式(モンゴル人が多いからそうなのだろう)に、
積石、カタをかけた祭祀用の場所があった。

IMGP5127
[石包城の上から。あたりは荒地。遠くに山が見える。]


IMGP5147
[石積みの城。堀が巡らされている。]


IMGP5112
[城の内部]


IMGP5100
[崩れた石が積みなおされ祭壇になっている。チベット式。]


IMGP5162
[背後から。一定の間隔で塔が建っている。]


IMGP5181
[石垣がキレイに残っている。]


城の中を散策している時、
ドライバーのカさんが、青銅で出来たモノを拾ってきた。
城の北側が保存状態が良いが、逆光。
洞窟には、骸骨も。


IMGP5097
[青銅器のカケラ。矛の先か。]

IMGP5131
[骸骨]



石包城を見終えた後、
車は野生のラクダと挨拶してから、
盆地を高くから望む山へと登る。
モンゴル人のゲルが遠くに見える。
馬で移動中の女性と遭遇。買い物にでも行くのだろう。


IMGP5197
[野生のラクダ。]


IMGP5199
[土煙を立てて、馬に乗ったモンゴル人は行ってしまった。]



楡林窟へ。
8ヶ窟ほど案内人のサーチライトで照らしながら見て周る。
瓜州=安西市の南75km。
唐・五代・宋・西夏・ウイグル・元・清時代に造られた43窟からなる。
計4200㎡の壁画及び250体の色彩塑像を持つ。
以下メモ。
・張義潮とそのウイグル人の奥さんの画。その息子の画も。
・敦煌で一番キレイと言われる飛天の画。
・壁画は唐代、五代のものが多い。唐代のものは、一つ一つ見事。
 清代のものはヘタクソなものばかり。
 塑像はほぼすべて清代のもの。
 一つ清代の壁画を見た。コミカル、道教に題を取ったもの。
 同床異夢の夫婦の絵、元朝と戦う「朱」の旗を掲げる明朝の軍勢。
 全体的にヘタくそな絵。道士たちがにこやかにそこかしこに飛んでいたりする。
 全体的に新しいので金箔もよく輝いていた。
・主洞の大仏は大きい。24.7m


IMGP5208
[楡林窟]


IMGP5220
[楡林窟]


帰路、瓜州でメロンを食べる。
「瓜州」というだけあって、スイカやメロンが豊富なようだ。
しかし季節外れで甘くない。干しメロンがおいしかったので一袋購入。

最後、元代のものというのろし台+兵舎のあるところで写真を撮った。
兵舎は長いこと、周囲の遊牧民が使っていたとのこと。
おおきな番犬がいる、と脅されながら入ったが、もぬけの殻だった。



R0013148
[メロンがいっぱい瓜州]


IMGP5256
[幹線道路沿いにそびえる、元代の烽火台。]


IMGP5261
[烽火台の前には兵舎が。]


IMGP5286
[敦煌へと帰る道。]




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