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好きか?嫌いか?なんて簡単に言えないよ。この町。 [カザフスタン、アラルスク]

R0014570

アラルスクの町から夜行列車で離れるため、夜遅くに駅に着いた。
駅前でタバコを吸っていると、笑顔で警官が近づいて来て、駅舎内の交番へ来いという。
世間話から始まった。お前はサムライか?どこから来た?どこへ行く?など、
笑顔で色々聞いてきたが、そのうち「マネー」と、要求してきた。
罵倒してやりたい気持ちを抑えて、
「マネーって何?」英語の分からないフリをした。
ふと、昨晩ここに着いた時に世話を焼いてくれた、
あの警官のおっちゃんがいたら良かったのに、と思った。

「一人か?」と問われ、分からないフリをする。続けて、聞いてきた。
「こちらは三人だ。お前は一人か?」と。これは威嚇か?
一人じゃ三人には、かなわないだろ。降参しろ。って言っているのか、こいつは。
となると、こちらは一人だなんて言ったら不利になるのか。
ひとまず、この国で連絡先を聞いた全員をカウントして応えた。
はて、向こうの三人目は誰だろう、と見回してみると、
奥の方にいるのは、昨日の親切だった警官おっちゃんじゃんか。
ナゼ黙って仕事しているフリなんかする?沈黙の共犯者か?
 
しばらくして、今度は警官らの友達らしいのが新たに三人やってきて、
僕に興味を示した。
雑誌を開いて「これは日本車だろ。いくらだ?」などと、どうでも良いことを聞く。
発車までまだ時間があると言って、行かせてくれない。
やっと発車の10分前、チンピラ警官の彼女らしい女がきた隙に、脱出。

ひとまず売店で飲み物を買う。
そこにいた男が「ホテルは見つかったか?」と聞いてきた。
昨日の夜、ホテルを探し歩きまわっていた時、
一団になっていた若い連中に尋ねたが、その内の一人だろう、
男は仲間たちに対して何かを言った。すると、店内の若い男女が大爆笑した。
(そんなに面白いか?)
よほど暇な奴らだ。
ヘンなよそ者が一人来ただけで笑いの対象になるのだろう。平和な町だ。
むなくそ悪い。
この街を、とことん嫌いになる条件が、この時そろったわけだ。

汽車が来た。
駅舎からホームへ出るドアが開いた。
チンピラ警官が彼女と一緒に歩いている。
さっきのことなど何も無かったかのように。こちらに手を振って来る。
ホームをしばらく歩くと、
昨日の親切おっちゃん警官がいた。僕を誘う。
さっき賄賂を要求されている時には無言だったおっちゃんが、
「ついて来い!」と列車の入口まで誘う。
「こいつは日本人だ。もう時間も無いから、ここから入れてやれ」
「ダメだ」車掌は拒んだ。
「旅行者なんだ、良いだろう」
「ダメだ」と車掌。
おっちゃん、それなら「こっちだ」と言って走る。
後ろを走る自分を振り返りつつ、「着いて来い!」と走る。
3~4輌分も先に走ったとこが、僕の乗る車両だった。
ドアが開いてない。
ドンドンドンドンとたたく。必死でおっちゃんはたたく。
ロシア人の乗務員が出てきた。
「こいつは日本人なんだ。よろしく頼む」と渡りを付けてくれ、
握手。「ダバイ!」と言い交わし、別れた。
ステップを上がりきって振り返ると、おっちゃんはもういなかった。
ありがとう。



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この町が漁業で栄えていた頃のものだろう。青い海をバックに漁師が表彰されている様子が描かれている。
駅舎の待合室にて。



#0014581
アラル海の縮小とともに漁業・加工関係の工場は潰れたそうだ。
今では、線路沿いの小さな駅のある小さな町だ。



IMGP7748
「チャイはどうだ?」
そんな小さな町で写真を撮ったりしていると、声を掛けられお茶に誘われたりする。



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「お茶」と言っても、食べ物もたんまり出て来る。ご馳走さまでした。













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