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雪のパミール行Ⅲ  [タジキスタン/バダフシャン自治州/ホルーグ]

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【パミール旅行 四日目】

朝食は、ナン、干し桑の実、杏ジャム、アーモンド、目玉焼き2つを頂く。

食べながら、この先の交通についてお父さんに尋ねた。
ワハン回廊のこの先は雪深く危険だ。地元の人も余程の用が無い限り行かない。
そして交通も定期的ではない。とのこと。
2週間というビザの限りがある身としては、これ以上深入りするのは現実的ではないと判断。
明日ドゥシャンベに帰ることにしよう。



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ここの家族のおばあちゃんは上品だ。
イスマイリ派、49代イマームのアガ・カーンについて色々教えてくれる。
中央アジア諸国そしてタジキスタンの西部はスンニ派のムスリムだが、
パミールの諸民族の間では、シーア派の傍流であるイスマイル派が主流だ。
90年代の内戦時には、大イマームのアガ・カーンによって、たくさんの食糧援助がなされた。
そのためこの地域の住民がアガ・カーンを崇めること神の如し。
彼のおかげで命を繋ぐことができたのだ、とおばあちゃんは語り、
アガ・カーンにまで至る49人のイマームの名前をそらんじて、神に感謝した。



昼前に外出。昨日よりも寒い。
雪はやみ、2日間つづけて降った雪は所々、氷に変わっていて危ない。
が、昨日と打って変わって人が多い。

6km離れたアフガン国境の橋を目指し歩き始める。

町はずれのバザールを抜けたところで、私服の男に声を掛けられる。
男は身分証をちらりと見せた後、「パスポートを見せろ」と言ってきた。
こちらが、身分証をもう一回見せてくれ、と要求し、
じっくりと身分証を見てみると、どうも警官では無さそうだ。
外国人に対して健康保険証を見せて警官のフリをする例もあるという話を聞いていたので、
カマをかけて、身分証を声に出して読み、笑い飛ばしてみた。
そして、あなたは誰だ?名前は何だ?とたたみ掛けると、
男はあやふやな態度を取りながら、去っていった。
警官ゴッコをしたかったのだろう。



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西へ進む。
町を外れると、見通しの良い広大な景色が現われた。
ところどころ見える山肌の岩と白雪が、水墨画の世界だ。



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1時間ほど歩くと、セリナインという集落。
その少し向こうにタジク、アフガン両国の旗が掲げられている橋が見えた。
ここでは毎週土曜日に対岸から人がやってきてバザールが開かれる。



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アフガン・バザールは今日はお休み。
その代わりに近くの住民からお茶に招かれた。



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この家には9人が集まっている。親戚同士という訳ではないようだった。
女学生が英語を話す。彼女はホルーグの大学でドイツ語を勉強している。
なぜドイツ語?と聞くと、好きだから、との答え。しごくシンプルだ。
人が外国語を勉強する理由に多くはいらないのかも知れない。



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1時間ほど、現地の言葉を教わったりしながら、お茶やお菓子を頂く。
お暇する時、余った干し桑の実やお菓子を袋に詰めてくれた。

教えてもらったここらの人の言葉は次の通り、
 Taa Noom Chai / What is your name?
 Mo Ta Jiivch / I love you.
 1 iv
 2 thauwe
 3 arai
 4 tsavoorr 
 5 pinz
 6 xou
 7 woovd
 8 wacht
 9 nau
 10 thast
※パミール諸語は東ペルシア語に分類される。
ここの言葉はパミール諸語のイシカシム語になるのか?
 かつてマーワラーアンナフル(トランスオクシアナ)に活躍したソグド人が話した
 ソグド語も東ペルシア語に含まれる。



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町へ帰る途中、子供達が「クヴァルチーラ」と聞きながら集まってきた。
町から離れた地域ほど、泊まる場所を見つけるのは簡単なようだ。



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ホルーグの町に着いた頃にはまっくら。犬をおそれた。
暗くなるとあちこちから犬の遠吠えが聞こえてくる。
そして、この辺りの犬は大きい。
やっと宿にたどり着いた、
と思った宿の目の前に、でかいシェパード犬がうろついていた。
何とか正面扉から入ったと思ったら、開いていた他の扉から敷地に入ってきた。
こちらが進むと、逃げて行ってくれた。

夕食にスープパスタ、ナンを頂く。忙しそうだったので早めにおいとま。



<つづく>



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【前記事】
・雪のパミール行Ⅰ [ドゥシャンベ~ホルーグ移動編]
・雪のパミール行Ⅱ [ホルーグ町歩き編]

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