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ネパールのまとめ (上)

2009.06.18 ▲ネパール
IMGP5938

【ことば】
カトマンズに来て最初の頃、ネパール人たちが、
やたらと「チャイナ!」というのを聞いた。
そういえば市内に中国人の姿が多いし、漢語の看板もよく目にする。
数年内にチベット鉄道をネパールまで延ばす計画がある、とも聞いている。
なるほどカトマンズでも中国人は話題を集めているのだなぁ、なんて思っていた。
しかし、何のことは無い、
ネパール語で「チャイナ」というのは、「無い」という意味だった。
「チャ」=「有る」、「チャイナ」=「無い」
そりゃよく使うはず。
皆さんもよっく覚えておいて下さいね。

ネパールのテレビ番組はインドのチャンネルが多い。
いったい何チャンネルあるものか?尋ねてみたのだが、人によって答えが異なる。
ある人は30だと言い、又ある人は80もあると言う。
正確な数こそ分からなかったものの、純ネパール産のチャンネルよりも多いのは確か。
お陰で、世界一の生産量を誇るボリウッド映画を毎日テレビで楽しむことが出来る。
ことあるごとに歌って踊っての華やかなアレですね。踊るマハラジャ系のアレ。
斬新かつ大げさなカット。リアリズムを徹底的に排除した展開。
見ているうちに、インド人とは何と幸せな人達だろう、と感じ入る。
「別に好きでもないのに、
 耳に刷り込まれているから歌えちゃうんだよ。
 ボリウッド・ソングを。」
とは、ネパールの友人からよく聞いた言葉。

ボリウッド映画はじめインドのチャンネルは、当然ヒンディ語である。
映像や音楽でヒンディ語に親しんだネパール人たちは、
ごく自然にヒンディ語を解する。
日本語が堪能なネパール人いわく、
「ヒンディとネパーリの違いは、東京弁と大阪弁くらいですよ」と。
逆に、インド人は、ネパール語を理解しないと言う。
インド人は、理解“出来ない”のではなく、“しようとしない”のだろう。
力を持ち、求心力のある言葉の使い手側が、マイナーな言語にすり寄ることは少ない。
佐渡弁をマスターしようとする東京出身者がどれほどいるか?

なお、これまでネパール語と言ってきたのは、あくまでネパールの共通語のこと。
カーストの上位にいるブラマン、チェットリが使用している言語がそれである。
それ以外に各カースト・民族グループごとに100以上の言語があるという。
日本語の方言感覚ではなく、かなり異なる言語系統のものも多い。
ネパール人が英語や日本語等、外国語をよくする理由は、
もともとバイリンガルな環境にいるからだろうか。



【モノ】
ネパールは世界で唯一ヒンズー教が国教の国である。インド人もびっくり。
神聖な牛は食べてはいけない。その代わり、みんな水牛を食べる。
シロウト目からしたら何が違うのかは良く分からないが…
Q.牛は食べないの? A.もってのほかだ!
Q.水牛は大丈夫なの? A.おいしいよ! 
とのこと。
日本語では牛と水牛は字が似てるだけにとても近しいように感じるものの、
言語体系が違えば、すごくかけ離れたものなのかもしれない。
猿と人間ほどに。
昔の日本の肉屋さんには猿肉が売られていたというし。
ちなみにネパールでの肉のランクは、マトン>鳥>豚>水牛 の順らしい。
お値段は、水牛1kgあたり200Rs(250円相当)

ヒンズー教の儀式では、ヤギが犠牲に捧げられる。
現在、日本からネパールへの直行便は無い。
それというのも、
唯一の路線であったロイヤル・ネパール航空のジェット機が故障し、
再起不能になったからだという。
ジェット機が故障したとき、メカニック総員で対処したが、ダメだったらしい。
その後、ヤギを供えてお祈りもしたらしい。
祈祷は数度に及び、ヤギを七頭までも犠牲にしたが、力及ばず、
ジェット機は復活しなかったという。
ヤギの冥福を祈る。

車は、TATAとSUZUKIの二大勢力。
タクシーなど小型車はSUZUKI、バス、トラック、ジープ等大型車はTATAが多い。
チベットから国境を越え、最初に乗り込んだ乗り合いトラックもTATA製だった。
乗車後3分で故障で動かなくなったのも、今は良い思い出。
ただ、TATA車の名誉のために言っておくと、
TATA製トラックやジープは、本来ならば酷使に耐える頑丈さを持っている。
乗り心地うんぬんでは無く、鉄鋼工場から抜け出してきたかのような、
重厚にして剛健なつくりが売りである。
そしてSUZUKI大健闘。
インドの工場では工員教育用に映画を作っているらしい。
インド人は映画が大好きですからね。
インド人のニーズを正確に汲み取っているSUZUKI。立派です。

どこの商店も、インドの製品が多く目に付く。
特に食料品、日用品など。インド製のビスケット、ウィスキー、洗剤など。
電機関連については、中国製が優勢。
携帯電話は、中国製が人気で、5000Rs(6000円程度)が相場。
新聞でも“iphoneを超えた!”中国製タッチパネル式携帯電話の特集をしていた。
中国製は安価にもかかわらず、MP3で音楽が聴け、映像も見れ、
しかも音量がケタ違いに大きい、と若者に大人気。
(そりゃそうだろう。声の大きな中国人が使うのだから。)
ただし、自分の定宿で働くスタッフは、中国製携帯電話を買った2週間後に壊れていた。
また、停電の多いカトマンズでは、小型LEDライト付きのライターが重宝される。
ただし、オイルを半分も使い切らないうちにライター頭の着火部品が壊れる。
これがまた見ごとなほどに、いつも。

「Made in china アザ・チャ ボリ・チャイナ」という、
小粋に韻をふんだ言葉が流行っている所以である。
意味は、「Made in china、今日・有って、明日・無い」。
先ほどのフレーズの応用編ですね。

カトマンズの大学生の間では、“3M”という言葉があるという。
Mとはすなわち、①モーターバイク、②モバイル、③マネー。
女子にもてる3大条件だと言う。
昔、日本でも“3高”なんてのがあったっけ。
背が高い、高学歴、高収入だったっけ?
バブルの頃だったけか?
資本主義経済が上向きの時、いや、バブル的に浮ついているとき、
こうした現象が起きるのは共通しているのかも知れない。
それほどまでに、カトマンズではあらゆる物価が上昇中。インフレも甚だしい。
とあるホテルスタッフは、
1年前のガイドブックを盾に値切ろうとする旅行者がいて困ると嘆いていたが、
この1年でも物価は30%ほど上昇している。

ことの由来はカトマンズの人口が膨張しすぎたことにあるらしい。
10年前、カトマンズの人口は60万人程だったという。
それが今や250万人にまで膨れ上がっている。
内戦中、原始的共産主義を掲げるマオイストの標的になるのを逃れ、
地方からお金持ち達が一斉にカトマンズに集まったと言う。
その結果が、人口の4倍増。
地価が上がり、生鮮品・食料品の値段も上がり、
渋滞も増え、排ガスも増え、停電・断水も増えた。
地方の農地を放棄して都会に出てくる人が増えていることも、
農産物の値段をあげることに寄与している。

R0011593
[TATAトラック。重厚感溢れるフォルム。]

IMGP5676
[停電の多いカトマンズ。 
 たまにはロウソクも趣きがあって良いな。と最初は思ったが、毎日が停電だった。
 カトマンズでは地区ごとに時間差で計画的に停電させている。]


長くなりましたので、つづきは明日。
乞うご期待!











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