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街角スナップ [カシュガル]

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カシュガルの古民居街は夜、ライトアップされる。
到着当日、校外の鉄道駅からバスで市街に近づいた時、
小高い地形に要塞のようにそびえているここが真っ先に目に飛び込んだ。



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こちらは昼間。古民居街を散歩してみた。



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古民居街の子供達。



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落書き中の子供達。



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カシュガルは、古くは“疏勒”の国都として登場する。
その後10世紀、カラハン朝の首都として大きく発展したからだろうか、
当時の遺構を随所に見かける。



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街の中心へ行ってみた。ヘイトガーフ寺院の周辺。
この辺り、道行く人はウイグル人ばかり。



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カシュガルも、新住民は新市街に住む。そのため旧市街に漢人をみるのは稀である。
ましてや漢人がウイグル人食堂に入るなんて事は無いようだ。
漢人寄りの風貌をしている自分は、食堂へ入ると、
けげんな目で見られたり、どこから来た?と驚かれることも多かった。



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開発の進むカシュガルでは選別されたエリアのみが旧市街として残る。
旧市街として指定されたエリアでは、
住居の新築・改築には、擬古的デザインが義務付けられている。
こうして、どんどん“新築”の古い建物が増えていくようだ。
北京の前門大街を思い出した。



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街の中心にある金曜モスク、ヘイトガーフ・ジャーミー。



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やはりこういうのは走っている。スローガン“人民を視ること父母の如し”



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バザール



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バザール



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バザール



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瓜類が豊富にあった。新疆のメロンは哈密(ハミ)瓜が有名だが、
ここらでは、伽师瓜(かーしーぐわ)と呼ばれるものがある。



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鍛冶屋や、



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刃物屋を多く見かける。



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ここでもロバ車が大活躍。



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夕暮れ時。



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ヘイトガーフ周辺は夜も露店で賑わう。うまい魚も売っている。



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ナンも当然売っている。



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カワップ。一串0.5元(7円弱)からと安いのは、サイズが小さいからか。
ここらの羊串は塩味だけで食べるようだ。味の違いで遠くへ来たと感じる。


串焼うまそうでしょ。
ってことで、次回羊串の話。



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[写真]
PENTAX K20D + PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8
PENTAX K20D + PENTAX-FA 31mm F1.8AL Limited

音のある風景 [カシュガル/新疆ウイグル]

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人生のから絞りだされるような声と演奏。

カシュガルの路上にて。
楽器は、ラワープでしょうか。







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川原に市が立つ日曜日 [クチャ/庫車]

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11月22日 日曜日

12時頃起床。新疆時間は北京と4時間時差があるため、まだ早い。
宿の向かいの回民食堂で丸子湯を食べる。
なかなかうまい。饅頭(マントウ)が二つ付いてきた。
にんにくの新しいのがテーブルに山盛りになっていて気持ちが良い。

1路バスで団結橋へ。旧市街はすでに沢山の人だかりが出来ている。
今日は日曜バザールだ。
橋の上から眺めると川原に沢山の馬、ロバ。
近郊の農家からいろんなモノをつんで、集まって来ている。
アヒルや鶏、魚、野菜、各種スパイス、衣服、飴など、
色とりどりの品物を並べた荷台と、それに集まる人々。
ウルムチのウイグル街もそうだったが、
どこからこんなに湧いてきたかと思うほど道中を人が埋め尽くしている。
休日の渋谷やアメ横もかくやと思うほど。

川原で停まっていた馬車にカメラを向けた時、
馬主のおじさんは自慢げに胸を張って微笑んだ。
何かをさかんに伝えようとしてたが、ウイグル語で分からなかった。
多分、良い馬だろ!という感じ。



表通りの人民路を折れ、南にしばらく下ると、
一条の屋根付きバザールが東西に交差している。
西側は、生肉や皮革を売る店が並び、
東側には屋台が十軒ほど並び、内臓料理を供している。
煮た肺やら心臓が無造作に並び、湯気を立てている。
屋根の間から光が差し、
湯気の立つ内臓を食べている一組の老夫婦を照らしていた。
カメラを向けると、おばさんが最初驚いて、
次には嬉しそうに照れながら笑い、隣のだんなさんに知らせた。



今日は天気がすぐれないものの、夕方辺りから
ほんの少し橙色の陽が射してきた。
数時間歩き回り、歩きながら宿のほうへ向かう。
新市街の方の農貿市場も、今日は身動きが取れないほど人で溢れている。
日が暮れるまで市場で過ごし、宿へ戻った。


夜はいつもの食堂へ。
羊串2本と青菜伴麺、ビール1本を頼む。
店の兄ちゃんと話し込んだ。
23歳の彼は、車の免許を自慢げに見せてくれた。
いくつかウイグル語のフレーズを教えてもらう。
「クチャには今度いつ来る?」と問われた。
答えにくい質問だ。
良い街だと思うのでまた来たいと思うが・・・
今度来る時は、夏の新疆が良いだろう。

 



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ロバ、ロバ、ロバ!





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自慢の馬を撮らせてもらう





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スパイス





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ほかほかに蒸された内臓





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内臓料理を食べる夫婦





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ナン





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白菜





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林檎





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鶏の丸焼き





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おじさん





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カラフル





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いつもの食堂の兄ちゃん





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旧市街をぶらっとしてみる [庫車(クチャ) ]

クチャの旧市街は、
古い小ざっぱりとした建物が並ぶ、感じの良い街でした。

クチャの全体を眺めると、
クチャ川を挟んだ東側に漢族が多く住む新市街、
西側にウイグル人が多く住む旧市街が広がります。
宿泊した交通賓館は、新市街の東端。
そこから旧市街までは2kmくらいの道のりなので、歩いてみました。



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ここらのナンは大きいんですね。農貿市場にて。



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羊たちとすれ違いながら、幹線道路をまっすぐ旧市街へ歩きます。



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車通りの少ない道路は、馬車タクシーが通ったり、



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荷台タクシーが通ったり。



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亀茲故城の城壁跡。 新旧市街のちょうど半ばあたり。
かつて栄えた亀茲国は仏教が盛んで、有名な鳩摩羅什もここ出身。
ここに残る城壁は、亀茲国が唐に滅ぼされ、
安西都護府が高昌からここへ移された時のもの。



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旧市街へと分け入って行きます。生活感溢れるモスク。



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ここにも馬車タクシーが。



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この辺りは住宅地。 人通りが少なくて、静かです。



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掲示板もウイグル語で書かれています。



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おいおい、目つぶっちゃったよ



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庫車大寺。クチャで一番大きなモスク。



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「操堂 清真寺 浄身房」とあります。モスクに附属のお風呂でしょうか。



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さっきまでの静けさとは打って変わって、表通りは賑やかです。



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はい、ポーズ。



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ち、近いって・・・



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ハイヨ~



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だんだん日が暮れ始めます。



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清代の城壁跡も。


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新市街へと戻る。 漢字の看板が目につきます。




宿へ戻ると二人組みの警官が、僕の帰りを待っていた。
どうやら宿の人間が警察へ知らせたようだ。


といって、こちらは別にやましいことなど無いのだけど。
ウイグル人の警官は、外国人の自分ががこの街に来ていることに驚いていた。
なぜ新疆に入れた?ビザはどこで取得したのか? 等たずねられた。

僕が持っていたビザはトゥルパンで延長したものだったが、
警官は、“なぜ発給してるんだ?トゥルパンは。”と、頭を抱えるようにして、つぶやいた。

7.5事件からそれほど経っていないこの時期、他の街では可能ながら、
クチャでは、ビザの取得・延長が無理なようだった。
といって、チベットのように個人旅行者の立入が禁じられたとは聞かない。

ま、ウイグル人の若い警官達は、なごやかな雰囲気だったし、
クチャを楽しんで行ってね、と去っていったし、別に良いのだけど。
それに、この警官はとても大事なことを教えてくれたので感謝している。
それは、楽しみにしていた週末バザールの開催曜日が、
金曜日から日曜日に変わった、ということだった。
ムスリムの金曜日って大事なもんでしょ? 変えちゃえるもんなのか?
なんてこったい。



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まるこ的スープ

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丸子湯(わんずたん)は、新疆ウイグルで良く見る回民料理。
牛骨ダシのスープに肉団子が入っているのが基本で、
ニンニクや香菜(パクチー)が効いてて美味しい。
饅頭(マントウ=蒸しパン)を2~3個一緒に出すのが一般的みたい。

具には、太い春雨が入っていることも多いが、
写真のここの店のは豆腐や肉片なども入っていて、
非常に具だくさんだった。(店名「四十九丸子湯」)

回民・回族とは、簡単に言ってしまえば、
見てくれは漢人、信仰はイスラームの人達のこと。
回民は、西安から甘粛、新疆にかけて多く住んでいるが、
この丸子湯は、新疆に多く、新疆が美味しいと思った。

好喫~!



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